女性に多く見られる
大きなほくろですが、男性ではなく女性に多く見られる問題として今では知られるようになりました。
大きなほくろがあるというのは、美容上の問題ではなく医療上の問題だと思ってください。
つまり、放置されていると危険な目にあう可能性があるのです。
大きなほくろは、主に「色がかすんでいるもの、クッキリとした色合いのもの」の2種類が存在します。
色がかすんでいるものを「メラノーマ」というのですが、こちらは皮膚癌(ひふがん)の可能性があることを忘れてはいけません。
クッキリとした色合いのものにメラノーマはほとんど存在しません。
というのも、メラノーマは厳密には大きなほくろではないからです。
細胞が変異すると、茶色、もしくは黒に近い色合いになるのですが、キレイな色合いにならないことでも有名です。
つまり、メラノーマとは変異が進んでいる細胞であり、将来的には体内にリスクを発生させる大きなほくろのようなものです。
それと、個人の判断で大きなほくろなのか、メラノーマなのかを判断することはできません。
というのも、徐々に大きくなっていく大きなほくろの中には、見た目的にメラノーマと一緒なものも存在するからです。
また、ピンセットなどで処理してしまわないようにしましょう。
肌はストレスを感じやすい部分でもありますので、そのような行為により皮膚そのものが荒れてしまい、結果的にメラノーマの発見が遅れることもあるからです。
メラノーマかも?と思った際は、必ず皮膚科でメラノーマであるかどうか診断してもらったほうが賢明です。
メラノーマとは
すでに大きなほくろに似ているが、皮膚癌として危険なものでもある・・・と案内しました。
ですが、メラノーマには以下のような特徴もあるので注意してください。
メラノーマの特徴その1ですが、悪性の癌なので転移に関してはかなり早いです。
つまり、大きなほくろ状のメラノーマはすでに転移も進んでいる可能性があるので、個人の判断で放置しないほうが良いのです。
メラノーマの特徴その2ですが、色素細胞が癌化するだけではなく、ものによっては大きなほくろになっていく中で、かゆみ、痛みなどを伴うことがあります。
これが大きなほくろとの大きな違いでもあるので、そのことも理解して大きなほくろか、メラノーマなのかチェックしたほうが良いです。
大きなほくろの特徴その3ですが、若い女性でも見られることがある病気という特徴があります。
なので、美容面の問題で解決しないほうが良いでしょう。
人によっては、メラノーマに対してパッチシール、もしくはバンドエイドを貼って終了・・・という人もいます。
勝手に免疫などで治療が進むものではないので、パッチシールなどで隠さないほうが良いです。