若い世代にも当てはまるED
近年、ED(勃起障害)で悩む男性が多くなっています。EDと聞けば、いわゆる「おじさん」世代に多くみられた症状のため、今はEDにならないと思っている若い世代も多いでしょう。
しかし、現在は20~30代でもEDで悩む男性が増えていることから、EDは年齢に関係なく発症する病気といえます。
しかし、男性は自分がEDだと気づいても、恥じらいや見栄を張ってしまい、ED治療に前向きな男性は少ない傾向です。
この結果が、少子高齢化社会に結びついていると言っても過言ではないでしょう。
EDと生活習慣病は密接な関係があり、神経や血管の衰えが原因の「器質性ED」がED症状の多くを占めていました。
ところが、ここ最近では不規則な生活や仕事やプライベートでのストレスが少しずつたまることによって発症する「心因性ED」というケースも増えてきます。
男性は仕事や家庭での責任感も感じることが多いため、ストレスによる負担も増えていることが予想されます。
これが原因で眠りづらくなったり、ストレスを発散させるために食事量を増やしたりという悪循環に陥ってしまいますので、健康な身体をキープするためにも自分に合ったストレス解消法を考えておくと良いですね。
ED治療法
EDの治療法は、内服薬と外科的治療の主な二つの方法に分けられますが、一般的には内服薬で治療を進めていく方法が多いです。
その際にED治療薬を使用しますが、中でも「バイアグラ」が一番歴史があり、他にも「レビトラ」や「シアリス」といった治療薬も存在します。
3種類にはそれぞれ異なる違いもありますが、基本的には医師が問診後に最適な治療薬を判断して処方してくれるので、服用をしながらEDの症状が改善されるかを見ていきます。
ED治療薬の効能は、主に血管を拡げて勃起を促すための薬で、あくまで補助的なものに過ぎず、治療薬を飲んだからといってずっと勃起し続けるということはありません。
仮に、内服薬が身体に合わない場合は、手術や注射を使用して直接的な治療を施しますが、高血圧や糖尿病などの神経や血管にダメージを与える症状をもっている場合、すぐに手術はできません。
持病などがあると十分なED治療ができないこともありますので、既に他に薬を飲んでいたり既往歴がある場合には、必ず医師に相談するようにしましょう。