いびきと病気の関係

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いびきとは

いびきは寝ている時、自分で認識せずに起きている事がほとんどです。疲れていると朝起きた時に「いびきかいてたよ」と起きた時にだいたい教えてもらうものですね。

いびきは二種類のいびきに分けられます。まずは単純性いびきと言って鼻づまりや風邪のような症状で発生するものです。人は重力によってこの地面に立っていられることができますが、人が寝るためによこになってもその重力は自分の体にかかっています。寝るときには体の筋肉がゆるみますので、重力の法則に従って地面に向かって下がっていきます。そうすると舌や起動の肉が下に下がってしまい、呼吸をするごとに狭くなった起動や喉、鼻の周りの肉が震えて、いびきとなって大きな音を立てるのです。

いびきのもう一つの種類が、睡眠時無呼吸を伴ういびきです。この無呼吸とは寝ている時にいびきの原因になるものの影響で、一時的に呼吸が止まってしまう、または止まりかけるという状況にあるものです。このようないびきはつかれているときなど限定で発生するものではなく、常にいびきがあり、かなりの音でいびきが聞こえる状態になります。

睡眠時無呼吸を伴ういびきの場合、一時間に5回程度の無呼吸および低呼吸が発生します。現象が発生するときは、無呼吸の影響で一時的に脳が覚醒され、熟睡ができなくなります。この無呼吸を伴ういびきが発生すると、起床時の頭痛や日中の強い疲労や眠気、集中力、記憶力の低下が自覚症状として現れます。もしも最近このような事が多くなったなと感じるようになった場合はご家族の人に睡眠中のいびきの大きさ、そして呼吸に変化がないかどうかを聞いてみてください。

この睡眠時無呼吸症候群は非常に怖い症状なのです。慢性的な睡眠不足が発生するため、日中の居眠りなどが発生してしまい、重大事故の発生につながってしまいます。なんとこの無呼吸症候群が発生している時には死亡率が通常の4倍にも増加するのです。

無呼吸症候群の対処方法

ではこの無呼吸症候群はどのような人がなりやすいのでしょうか。例えば鼻が曲がってしまっている鼻中隔湾曲症、アレルギーなどによる鼻の粘膜の炎症肥大、アデノイドの肥大などが原因です。肥満の人も横になると気道を圧迫してしまうので、いびきをかきやすくなってしまいます。

予防方法としては肥満気味の人はダイエット、鼻による気道確保が難しい場合は特殊な器具を使うことで改善したりします。またマウスピースなどの対処方法も有効だと言われています。